■イグニッションコイルとスパークプラグの交換方法 - メルセデス・ベンツ Aクラス W176
走行中にパワーダウンを感じ赤信号で停車したところ異常振動とエンジン警告灯の点灯を確認。脇道に移動してエンジン停止後ドアロックをして車外で15分ほど待機。 再度エンジンを掛けたところ異常振動は収まったもののエンジン警告灯は点灯したままで40キロ離れた自宅まで下道で帰宅しました。 この時点では何かのセンサーが異常感知してしまっただけと思っていたのですが、 翌日試走してみたら異常振動が再発しディーラーへ。診断の結果イグニッションコイルの不良とのことでした。
ということでイグニッションコイルとプラグを交換します。ついでなので4気筒全部交換します。まずはエンジンカバーを上方に持ち上げて剥がします。
赤枠内にイグニッションコイルがあるのですがエアインテークが邪魔なので外します。
赤丸はエアクリーナーボックスとの接続部。マイナスドライバーか7mmのレンチでバンドを緩めます。そして四角赤枠のコネクターを外します。
マイナスドライバーを挿してロックを解除しました。
コネクターを引き抜くときは配線に力を掛けないように注意します。
四角赤枠のパイプとバンドを外し、赤矢印のパイプホルダーからパイプを外しました。バンドは7mmのレンチで緩めました。
赤丸のパイプクリップを外します。画面下のほうにもあります。そしたらエアインテーク全体を浮かせつつ左側にずらす感じでバンドから抜き取ります。
パイプクリップ。
エアインテークを外したところ。赤矢印はエアインテークの固定穴。赤丸には念のためペーパーウエスを詰めときました。
エアインテーク。
イグニッションコイルは2か所のトルクスネジとコネクターを外します。トルクスネジはE8ソケットで緩めます。
E8ソケット。今回の作業のために購入しました。
コネクターは灰色のロック部にマイナスドライバーを挿して広げてから後ろから押し出して外しました。 そしたらイグニッションコイルを抜き取ります。
イグニッションコイルを抜き取ったところ。スパークプラグが見えますね。
上側が抜き取ったイグニッションコイルとスパークプラグ。 下側がメーカー不詳の同等品。
- W176 A180 イグニッションコイル 純正部品番号: 2709060500
- W176 A180 スパークプラグ 純正部品番号: A2701590600
※お店で適合確認をして下さい。
プラグは14mmのプラグソケットで抜き取りました。
2か所のイグニッションコイルとスパークプラグを交換したところでにわか雨で作業中断。
翌日残り2か所の交換を終えたところ。ネジやコネクターの緩みがないことを確認しました。
エアインテークを元に戻します。トルクスボルトの締め付けやコネクターの緩み、そしてパイプのホルダーへの装着などに間違いがないことを確認します。
ついでに埃なんかも拭き取ってキレイにしました。キレイにしておくことでオイルの滲みや漏れなどを発見しやすくなります。
エンジンを始動し動作確認をしたところ問題なくエンジン警告灯も消えて一安心。エンジンカバーを付けて近所を試走して作業終了としました。